THE STREET SLIDERS
ストリートスライダーズ
1983年デビューしたロックバンドで2000年に解散した。メンバーは以下の4人
村越弘明、HARRY(ボーカル、ギター)
土屋公平、蘭丸(ギター)
市川洋二、JAMES(ベースギター)
鈴木将雄、ZUZU(ドラム)
デビュー以来メンバーは不動の4人で活動した。
大好きなバンドであるがリアルタイムではなく後追いで好きになったバンドである。
ボーカルのHARRYこと村越弘明はスライダーズ解散後にソロとして活動、HARRYのライブツアーがあれば私は欠かさず参加している。
さてここからスライダーズがライブで演奏していたが音源化されなかった楽曲についての顛末を極力年代を追って順に書いていく。
デビュー前後の1983年に遡ろう。
サイレンノイローゼ
この楽曲はデビュー前のスライダーズがライブハウスで活動していた頃にプレイされていた曲でデビューしてからはライブで演奏されることも減り姿を消していたがスライダーズのオリジナルアルバムに収録されることはなかった。時を経てソロになったハリー5枚目のオリジナルアルバム「狼煙」(2009年)に収録された。
余談ながら上記のハリーソロアルバム「狼煙」はベースレスで録音された代物とあったがベースをかませた「狼煙-BASS DUB」(2019)もあるのでそちらのアルバムを紹介で貼っておきます。
砂漠→落陽
同じくデビュー前にライブでやっていた楽曲であったがスライダーズのオリジナルアルバムに収録されることはなかった。
ハリーのソロ、2ndオリジナルアルバム「FOR NO ONE」(2004年)に「落陽」と改題されて収録されようやく陽の目を見ることになった。
なお2014年にリリースされたハリーのソロキャリア初のベストアルバム「HARRY THE BEST “STILL CRAZY”」(2014)にスライダーズのリズム隊であるジェームス 、ズズを招いて再録音されたテイクもあります。
SUGAR SUGAR
こちらはギターの蘭丸がボーカルをやる曲、デビューしてからもライブで演奏されていたがそのまま録音されることもなく姿を消した曲であった。
2018年スライダーズデビュー35周年を記念したJOY-POPS(村越弘明、土屋公平のアコスティックユニット)のツアーにおいては久々に演奏され、生きていたのかと楽曲に言いたくなる瞬間でありました。
PARDON ME
スライダーズ時代後期、1999年頃からライブで演奏され2000年の解散ライブ、日本武道館公演でも演奏されたがスタジオ録音で音源化されずにその後ハリーのソロライブで披露されるも時を経てハリーのソロアルバム「土と灰」(2011)
に収録された。かつてのバンドテイストからレゲエ調となり生まれ変わった。
こちらはそのJOY-POPSのライブツアーを収録したライブ盤で「SUGAR SUGAR」、「PARDON ME」も収録されています。
映像作品はこちらツアーの追加公演
有楽町ヒューリックホールのライブを収録されたものです
COME AGAIN RIDE AGAIN、
RUN SILENT RUN DEEP、
しらけちまった空なら
この曲達2000年頃、スライダーズ後期のライブでは演奏されていたがスライダーズの曲として発表されることなくスライダーズは解散する。HARRYのソロアルバム「FOR NO ONE」(2004年)に収録された。
「落陽」同様に「HARRY THE BEST “STILL CRAZY”」(2014)でも再録音される曲に選ばれ収録されている。
このベストアルバムがリリースされる際にFCの会報に「廃盤という運命を背負ったアルバムから曲を残したかった」とコメントを寄せていた。
「しらけちまった空なら」はアコスティック1本でのテイクから再録される際にスライダーズ 時代にライブで演奏されていたようなバンドスタイルで録音されたものに変わった。
Jump So High、十字路に立って、Ready To Go
2000年の3月から行われた新宿LIQUIDROOMマンスリーライフ「LATE SHOW」で披露されていた当時の新曲扱いの曲たち。
こちらの3曲はハリーのソロアルバム「Bottle Up and Go」(2003)に収録された。