matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

Yahoo!ブログからお引越し完了です。matagorou もしくは17isamuです。よろしくお願いします。

小田原市民会館

f:id:matagorou:20220409110602j:image
1985年8月8日 小田原市民会館
 
追加公演という形で行われた、神奈川県小田原市民会館でのコンサート。
シークレットライブというような形ではなかったようであるが、今日の尾崎の記録に残っていないところをみると以前の横浜、千葉、浦和でのコンサートのように主催がマザーではなかった、別のイベンター主催によるものであったとも推測できるが資料が乏しくまた過密スケジュールでもある、
 
長期ツアーの合間に別のイベンターの依頼をうけるほど当時の尾崎にも余裕がなかったと思われるため大阪球場のように当初には予定になかったライブだったと思う。 またもうひとつ考えればファンの署名により行われたコンサートであったのかもしれない。
 
筆者は都合がいいことに今年小田原という地を訪れた。小田原という街はやや微妙な立ち位置でもある。
神奈川県ではあるが、地図で見てしまえば静岡にはいるような地域でもある。
 
このコンサートの会場となった小田原市民会館はキャパシティ2000人前後の会館で尾崎に限らず多くのアーティストがこの会館でコンサートを行い、小田原市民としては愛着のある会館であったようにも思う。
 
さて尾崎の話であるがこの尾崎のライブがあるということがいつ頃告知されたかは定かではないが大きく宣伝されたようでもなく。
小田原城がほど近くにある小田原駅東口にあるデパート「ベルジュ」のレコード店でチケットの販売が行われたようで小田原に尾崎がくるということでステージを見たいファンが長蛇の列を作り、整理券を配布するほどであったようだ。
 
以前に筆者はマザーの方針なのかHOUND DOGからきている考え方なのかわからないが地方を疎かにしないツアーの組み方、地道に熱心なコンサート活動が実を結び熱烈なファン層を幅広く構築したのがドッグだとすれば尾崎もその考えに則り、この回帰線ツアーを回っているのではないだろうか。
 
事実、神奈川県はツアー開始頃にまわっているがなにぶん大きな地域であれば大きな場所を用いてコンサートを行うこともあるが、今とは時代が違い、インターネットもなければ情報がまわる速さもたかがしれていただろう。
だからこそ尾崎はこの小田原という神奈川県の西端でコンサートをわざわざ行ったのではないのだろうか?
 
そしてなによりこのコンサートは小田原民向けのコンサートであったのであろう。