本のこと

レコーディングが進んでいくなか、スタジオの外に出た所にある休憩室の机に、今度出版される尾崎初の自著「誰かのクラクション」の出来上がったばかりの見本が置いてあった。

取材を行う、インタビュアーに少しページをめくられると、尾崎はこう呟く。

「恥ずかしいんだよね、これ」

「本当は全部書き直そうとしていたんだけど」

と言い訳交じりに話出すが、この書き直す話に関しては以前７月にツアー中六本木で須藤氏と話をした際に尾崎はなんともないような、形で書き直していく話を話題にだしたが、その実はうまく進まず、またツアーと控えているレコーディングのために書き直す時間などもなく。

東海ラジオで放送されていた同名番組「誰かのクラクション」において放送された内容を書籍化し出版するという形となり、少し尾崎は不本意であったが、目標の一つである２０歳を前に本を出版するという尾崎の目標は達成できたことになる。

と、話は取材を行う形の情景から書いてみたが、本のことはまた詳しく別の項で話をしたいと思う。