1985年 12月26日 新潟県民会館
ソラチは尾崎を暗くなった舞台袖へと懐中電灯をもって案内している。
開演時間を過ぎた頃に始まったライブは始めから尾崎の勢いに観客ものせられていく形となった。
コンサートが進んでいくと中盤尾崎はピアノをバックに語りだす。
‘俺はコンサートでこんなことを言った。愛と真実のために、歩く連中のためにこの命をはる
笑いたいやつは笑え、そしたら俺の仲間の1人が大声で笑いたてて、最初は頭にきたけど自分に足りないことやそいつのその言葉のおかげで、俺はまた新しいものを見つけられそうな気がして。
だから俺は今でもその友達が大切だし、分かり合うには俺みたいに付き合いにくい人間とそう簡単にわかりあうことができないみたいだけど、少なくとも俺は仲間とよべる連中が無様な死に様を見せないようにこの命を愛するということに賭けてみたい。
と語った。