matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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セッションライフ

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1987年 2月13日 

ピアノ、とギターだけで出来上がってきていた曲が1曲あった。
そこにサックスやフルートなんかを加えてみるとベーシックトラックにのせてやっと1曲の形になってきていた。

タイトルもついていない、詞もついてない状況では何か刺激が必要だったかもしれない。
セッションを続けながら一度休憩、食事またセッションということがスタジオの中ではよく続けられていた。

休憩室の灰皿に増える煙草の吸殻とガムをまるめた銀紙が薄明かりの灯った部屋を照らしながら銀紙を光らせる。

夕方になって、ソラチがスタジオにきた。
彼は今回のレコード製作でもディレクターとして参加している。

余談ながら帰国した尾崎のマネージャーはソラチから同じくマザー創業時から在籍しているスタッフ佐々木健彦氏に変わっている。

しかし彼は尾崎から離れてもレコード製作という面から尾崎を支えることになっていた。

ソラチが来た用件は再びNYに行くという話を尾崎にもってきた。
今度の渡米は主に撮影。

この新しいレコードのジャケット撮影をNYで行うというものであった。
尾崎はまた衣装を用意しなくちゃと言いながら笑いながらも、うまく進まずに過ぎていく日々に多少の焦りを感じていたかもしれない。