サックスプレイヤーがバンドに欲しいという話が持ち上がったのはツアー終了後に尾崎、メンバー、スタッフ一同が同じく考えたことであった。
先に発売されたアルバムの「十七歳の地図」には浜田省吾のステージでサックス奏者として有名な古村敏比古氏と佐野元春が率いている「ハートランド」のサックス奏者ダディ柴田氏が参加しており、ステージにいてもなんら不自然のない楽器の一つである。
先に発売されたアルバムの「十七歳の地図」には浜田省吾のステージでサックス奏者として有名な古村敏比古氏と佐野元春が率いている「ハートランド」のサックス奏者ダディ柴田氏が参加しており、ステージにいてもなんら不自然のない楽器の一つである。
余談ながらRockにサックスというのを最初に取り入れたのは尾崎が敬愛したBruce springsteenであったと筆者は思う。
さて尾崎のサックス奏者の話であるがHOKの前身バンド「エイプリルバンド」アマチュア時代に横浜放送局というライブハウスに出入りしていたサックス奏者阿倍剛氏というのが尾崎のステージで数多くの名演をするサックス奏者に至るのだが、腕前も一同度肝を抜かれたようで福田氏も納得し即採用となったようだ。
別の候補もいたようであるがあえてここでは触れないでおく。
阿倍氏はサックスだけではなくフルートであったりバリトンサックス、ソプラノサックスに手の空いた際にはパーカッションなどステージでは多種多彩な動きをし、尾崎のコンサートツアーには回帰線ツアーより参加するのであるが初日の立川から尾崎と絶妙な動きを見せアレンジにも
サックスをいれたことにより大幅な伸びと拡張性ををステージに生み出し尾崎曰く
「アレンジはサックスは入ってから発送の転換みたいなものがあって、すごく芯が太くなったし、リズムで遊べる部分もある」
と振り返っている。