彼の作った曲の中には「誰かのクラクション」という曲があります。
十代の中で彼がつくった曲の中ではけっこう難解な詩が多く出てきます。
複雑及び哲学的なことでもあると思います。
そんな彼が内に秘めていた僕たちから考えて難しいことそれが詩集「誰かのクラクション」に記されています。
散文形式のOZAKIの言葉と絵
元々は東海ラジオで彼が1984年放送されていたラジオ番組「誰かのクラクション」から始まります。
自作の小説及び詩を淡々と読み続ける内容の暗さは尋常ではなかったらしい〔by母談〕
最初は本に収録される内容は書き下ろす予定でしたが尾崎のスケジュールはそれを許すことができず。
すでに書いてあるものを収録することになりました。
この本にはいろんな英字が出てきます。
例えば「THROUGH THE BROKEN DOOR」と当時来月発売予定だった「壊れた扉から」の英題だったり。
他にも「Driving All Night」「ドーナツショップ」「米軍キャンプ」「Freeze Moon」などといった曲の風景もこの中にあります。
そしてちょっとした挿話を一つ。
1986年年に出されたパチパチ2月号に掲載されていた記事の内容。
誰かのクラクション出版後に出版社である角川書店にある学校の先生から寄せられた抗議の話
あんなアーティストの本を出すとは何事だって!!!
という電話があった。
窓ガラスを割った男子生徒のいて どうして割ったんだ?と聞いてみると
オザキが歌っているからだという。
このときの尾崎の反応は
「へ~そうなんだ~〔このとき彼はとても悲しそうというか つらそうな表情をした〕
そして尾崎の見解。
「表面的なものって 真似する必要はないような気がするんだ そのコの気持ちの中に反発とかやり場のない気持ちがあって最終的に表現の手段がそれしかなかったらならまだしも.....................
とりあえず割ろうという考えはすごく良くないと思う。
割った後の自分はどうすべきかっていうことをちゃんと考えてやるべきだと思う。
以前尾崎板に鴇田さんが来た際に質問させてももらいましたけど
GB、パチパチは熱心に取材していたそうなので信頼できるし資料だそうです。