いやー４月も終わりだね 今月はクッキーズのライブで東京に行ったりとなんだか色々あった なんだかんだで社会人デビューしたのだけど、生活がガラリとそこまで変わることもなくてさ 一生この仕事をしていたら料簡の狭い人間になりそうで嫌なのだけど どこか…

１９８６年 １２月２３日 新宿 やっとの思いで帰国した尾崎はその夜新宿で家族と食事をした。 代金は尾崎の奢りということであった。 この時の尾崎は終始機嫌がよくたまに帰国して見せる憂鬱そうな顔はしていなかったように思える。 しかし兄康氏にすれば久…

１９８６年 １２月２３日 １７時 成田空港 飛行機から降り立った２人はかなり酔っていた。 彼らが機内でスコッチを飲んでいたことは述べたが、その前の晩から通して飲んできたジンも効いていたということであろう。 ２人は税関でふらつきながらも８個のバケ…

尾崎を好きな人に限らず日本のウッドストックのような形で行われたロックイベントにBEAT-CHILDというものがある。 尾崎も出演していたことからファンがこの時のライブのことを知っている人も多いであろう。 時は１９８７年８月２２日の午後６時から２３日の…

１９８６年 １２月２３日 ＮＹ 朝８時前、隣室の友人を起した。 ステレオを置いていくから引き取って欲しいと尾崎は言うと、隣人の彼は 「喜んで」 と言う。 尾崎はソラチと部屋に戻って、そのステレオにカセットを入れてスイッチをオンにする。 流れ出した…

帰ってきたぞ 疲れたということはないけど、家でまったりしましょうかね 昨日はすごい酒飲みました。 あんだけ飲んだのは久しぶりでしたわい

昨日は、尾崎のコピーバンドCOKIES主催のライブに行ってきた。 彼らの存在は知っていたけど、俺の中では動画の媒体でしか知らなかった。 生で見たのは初めてだった。 この日のライブにはCOOKIES主催ということで、他にAGK,SOU という２つのバンドが出演して…

クッキーズのライブにいくので東京いきまーす もうちょいで東京駅だよ 新幹線初めて乗ったけど、はええなw

１９８６年 １２月２２日 ソラチがNYにやってきた。 尾崎はアパートで彼を迎えると、少し世間話をしてから、掃除を始めた。 無数に積まれた本と数冊のノート。 ギターが３本、アンプもある。 色々と詰め込んでいくとバケージは８つにもなりそうだった。 こっ…

１９８６年 １２月中旬 日本へ帰ることを尾崎は決めた。 ６月、夏の真っ盛りにマンハッタンで暮らし始めて半年になろうとしている。 覚えたのは麻薬と危ない連中から逃げるために息を潜めることくらい。 音楽の勉強といっても１人で寂しく １人ぼっちでの生…

１９８６年 １２月 どうやって家に帰ろうかと思い迷ったが、道を聞きながら歩いて自分の家に帰ろうと決めた。 遠くに見えるワールドトレードセンターが小指くらいの大きさで見えた。 それを目当てに歩き続けたけど、やがてそれも見えなくなってしまった。 尾…

尾崎が死んで２１年 俺は９２年度生まれで誕生月は３月 １９９３年の３月１４日に生まれた 世間というか尾崎関係者は来月に控えた一周忌なんかを準備してたんかな 思い返すと親父とおかんの結婚式が９２年の４月２９日だった 当時はみどりの日で今は昭和の日…

１９８６年 １２月 チャップリンはチーノこと尾崎を自宅に招待した。 チャップリンの家はブルックリンの郊外にあり家族は奥さんと３歳の子供がいたと尾崎は回想している。 尾崎はこの３歳の子供の相手をよくしながら１週間ほどこの家にいた。 食事はレトルト…

１９８６年 １１月下旬 佐藤氏は日本へ帰国するとオフィスにかかってくる尾崎についての質問について簡単に説明をした。 「尾崎は少し痩せていましたが、英語が上達して元気にしています」 という事務的な内容であったがなにも情報がない尾崎に関するかすか…

俺の仕事はあまり業務に変化がない 毎日同じことをやるわけでそれは時間で区切られたりしている。 どこかで休憩にはいる、この時間からはこの仕事をすると段取りがされているわけだ。 勤務も連勤もあれば連休もある しかし毎回定時で終われそうなことが多い…

１９８６年 １１月下旬 須藤氏と以前話していたレコーディングも行われることはなく尾崎の毎日は過ぎていった。 当然ながらレコーディングは録音する曲の構想やモデルが揃っていないと始めるべきではない。 レコーディングが始まってから曲が完成しアレンジ…

木曜まで休みがないですが 頑張ります

１９８６年 １１月中旬 佐藤氏と尾崎の話し合いが始まる。 そろそろ８６年の年末も始まろうとしていた。 都内は２１日からコンサートラッシュで 日本武道館ではテレビ局主催によるイベントが、この寒い季節であるが神宮球場でジャクソンブラウンがライブを行…

１９８６年 １１月中旬 アップタウンのアパートに戻ってきてからも尾崎は以前と変わらない生活をしていた。 数日経ったある日アパートを訪ねてきた日本人がいた。 所属事務所マザーの役員である佐藤庄平氏であった。 余談ながら佐藤氏に触れておきたい。 佐…

１９８６年 １１月中旬 尾崎はこの田舎街に１週間滞在し続けた。 街には綺麗な住宅街もあれば、お城のような大きな屋敷もある。 さびれた街もあって、生活水準の違いを垣間見ることが多かった。 ２４時間開いているさびれたレストランで独りきりの食事をとる…

あんまりこのブログには生活感がないという話を以前にも書いていた。 今月から仕事を始めて少し忙しいということは本当なんだけど、なにを書いたらいいかなーって思ってるのが正直なところ。 休日の過ごし方は家にいることが多くなってしまった。 今日もどこ…

１９８６年 １１月 尾崎はレンタカーを借りて、ＮＹ郊外へ出かけた。 初めて走る道、驚いたことはＮＹ郊外というのは全くの田舎で、店ひとつなかったことであったという。 彼は空腹をチョコレートでしのぎながら、雑然と生い茂る木々に包まれた道を走り続け…

１９８６年 １０月下旬 アップタウンにある尾崎のアパートには毎週土曜日だけフロントでアルバイトをしている女の子がいた。 尾崎は彼女の生まれた国のことについて話をしたという。 彼女はグリーンカードを申請している最中だった。 申請が下りたらその海を…

１９８６年 １０月 マザーエンタープライスの社長福田氏は 提出された要望書を見て、ようやく行動を始めた。 これまでに尾崎を一刻も早く日本に帰国させてほしいという旨は何度も尾崎家からマザー側に話が来ていたが相手にせずに取り合わないというのが現状…

１９８６年 １０月２４日 以前から尾崎家で練られていた要望書が完成され２４日付けで所属事務所であるマザーに提出された。 ・尾崎豊の監督についての要望事項 という名前で作成されたこの要望書には以下のことが列記されている。 １、麻薬の絶対禁止を社長…

妹が１８歳になった 俺も去年の３月１３日まで１８歳だったのだけどな 早いなー

１９８６年 １０月１０日 ロックバンドRED WARRIORS 読者の方々は十代編の序盤で登場し、尾崎のローディー小川清史氏ことキヨシのことを覚えているだろうか？ 彼はあの１９８５年２月７日、尾崎と札幌で別れた翌日にREBECCAを脱退した木暮武彦氏たちと会い彼…

１９８６年 １０月中旬 宮原氏は日本に尾崎を連れて帰れないかと考えていた。 昨日会った尾崎には生気というものがない。 再会した友人が別人になっているようにも思えた。 翌日尾崎を待ちへ連れ出すと今度はそのままタクシーに乗せてケネディ国際空港に向か…

１９８６年 １０月 尾崎はある日、宮原氏にＮＹ市内を案内しようと思い２人で外に出た。 道路に白い足跡が描かれていて、それをたどって行くと 「自由の女神像のところに行き着くんだ」 と尾崎は言う。 しかしそこまで行くには半日ほどかかり、途中怖いとこ…

今日行ったらまた休みです まあ適当にがんばりましょうよ