matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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高校ラグビー:常翔啓光学園、7回目V 御所工・実を破り

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本日の2時キックオフでした。
学校から帰宅した後 録画したの見ましたが。
かなりの大激闘で 後半の御所工の猛攻は凄まじかったです。


第88回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は名門が復活を告げる優勝を果たした。7日、近鉄花園ラグビー場であった決勝は、啓光学園から昨春校名変更した常翔啓光学園(大阪第1)が24-15で御所工・実(奈良)に競り勝ち、4大会ぶり7回目の優勝を果たした。第84回大会で戦後初の4連覇を果たしたが、前回まで2大会連続して花園出場を逃した。今季は公式戦無敗の25連勝で、春の全国選抜大会に続いての2冠。4回目の出場で初めて決勝に進んだ御所工・実は後半粘ったが、前半の失点が響き、悲願の初優勝はならなかった。

 ○常翔啓光学園24-15御所工・

常翔啓光学園バックスの速さと強さが光った。前半11分、ラインアウトからラックを連取しWTB国定が相手防御をかわして先制トライ。PGを許した後、24分に自陣で相手パスをインターセプトした国定が約70メートルを独走しトライ。26分にはCTB森田が自陣からゴール前へと独走、NO8金につないで加点した。国定は後半19分にも速さを生かして3本目のトライを挙げた。

御所工・実は後半に粘りを見せた。8分には5メートルスクラムからFWで攻め込みプロップ竹井がトライ。14点差を追う23分にはバックスで攻め込み、最後はフランカー川瀬がトライを奪った。その後も終了間際まで相手陣で攻め続けたが、防御に阻まれた。【辻中祐子】 

 ◇FW上野真儀(うえの・まさよし)常翔啓光学園主将・3年…「うれしい」と重責全う
 序盤、密集内でFW陣が再三反則を取られた。主審から注意を受け、萎縮(いしゅく)しそうな場面。しかし「どんなに相手に攻め込まれても、最後にはマイボールにする」との意志は揺るがない。レフェリングの基準を見極めつつ、密集内のボール争奪で厳しさを貫いた。

 チームの注目は得点能力の高いバックス陣に集まりがち。縁の下の力持ちの役回りに、「ボールを奪えば、うちのバックスはトライを取ってくれる。FWはバックスを、バックスはFWを信頼するからこそ、15人がまとまれる」とうらやむことはない。そんな主将を、杉本監督は「精神的に安定しているというのが一番。地道に戦う姿がチームを鼓舞し、(春の選抜大会と2冠という)成果につながった」と評価する。

 「無敗や、負けなしや」。仲間たちの歓喜の声を背中で聞きながら、平静な表情で「この2年、花園を逃して悔しい思いをしてきた。最後に、最高の形で終われてうれしい」と一言。主将の重責を全うした喜びを胸にしまい、足早に会場を去った。【田内隆弘】

 ◇小柄な黒衣集団が快進撃…負けても「ゴセ」の名は全国区に
 御所工・実が勝機を見いだすには、効果的なキックで相手陣に入り続けることが大前提だった。常翔啓光学園を精神的に追い詰め、焦らせる。そんな勝利へのプランが狂った。

 相手陣22メートル内に初めて攻め入ったのは、実に後半6分のことだ。長短自在のキックが持ち味のSO吉井は「防御がチーム全体でうまくいかず、プレッシャーがきつかった。攻めを迷ってしまった」と悔やんだ。ピンチをしのぐキックが目立ち、攻めのキックをけりづらくなっていた。

 昨年8月に試験的に導入された新ルールは、自陣22メートル内からのタッチキックに制約を設けた。ロングキック、ハイパントなど戦術的キックが重要度を増す中、最も順応したのは、御所工・実だった。だが準決勝まで4試合中、3試合で無失点の防御が詰め切れなくなると、効果は半減。ロングキッカーのFB竹田が前半途中で足を痛めて退いたことも響いた。

 ここ数年、花園では大型チームが活躍している。その中で、体幹を鍛え上げた身長170センチ前後の選手をそろえた黒衣の集団の快進撃は革命的だった。

 主将のCTB岡本圭は「小さくても出来ると少しは分かってもらえたかな」と控えめに話したが、もっと胸を張っていい。春の全国選抜大会当時は強豪校を倒しても、「まぐれと言われ、悔しかった」(竹田監督)というが、この大会を経て「ゴセ」の名は全国区になった。【井沢真】  

 ◇「新たな1ページできた」…啓光学園・記虎前監督
 5年前まで啓光学園(当時)を率いた記虎敏和前監督は「僕の時とは違い、個人の能力を引き出したラグビーだった。『杉本・啓光』の新たな1ページができたと思う」とたたえた。チームが低迷した2年間もさまざまなアドバイスを送ったが、昨夏ごろからは「杉本監督が自分のスタイルを見つけたようだった」とグラウンドに行く回数が減ったという。記虎前監督「大きな1勝だが、満足せずに上を目指してほしい」とエールを送った。 

 ◇中川嘉、攻守に奮闘も自分のミス攻める…御所工・実
 後半26分、相手陣右サイド深くへけり込んだボールを御所工・実のNO8中川嘉が懸命に追う。ライン際で追いついてインゴールにけりこみボールを抑えたが、その前にアシスタントレフェリーの旗。ける直前にボールがわずかにラインを割っており、トライはならなかった。中川嘉は後半23分にもトライにつながるラストパスを出すなど攻守に奮闘したが、「自分のミスで得点された。力を出し切れなかった」と自分を責めるばかりだった。