1988年 6月下旬
尾崎のテレビ出演はファンの中では賛否両論であったという話がある。
かたくなにテレビにこれまで出てこなかったことが彼にテレビ嫌いのイメージを先行させていたことは以前に述べた。
この日の尾崎豊テレビ生出演というのをテレビの前で正座して見たという人・・など様々であったという。
ある人はまるで罰を受けるための報いとして吊るし上げのようにも見えたという。
しかし彼が出所後とは変わって、以前のような姿になり歌う姿に安堵感を覚えた人もいたようだ。
テレビに出演して4thアルバムの製作中と復帰に向けて好調なスタートを切っているようにも見えている。
が、当の尾崎としてはこの頃から事務所マザーへの不信感を募らせ・・徐々にその考えは深まっていったようである。