麻生太郎首相は15日、国会議員の世襲制限に関し「(選挙への)立候補は、被選挙権がある方はどなたも(可能)、ということになっている。誰だからできない、と制限するのはなかなか難しい。議論しないといけない」と述べ、慎重な姿勢を示した。首相官邸で記者団に語った。
世襲制限に関しては、自民党の菅義偉選対副委員長が13日の東京都内での講演で「次期衆院選に勝利するには、自民党が自分たちの身を切らないとだめだ。世襲について何らかの歯止めをかけないとだめだと思う」と述べ、親から選挙区を受け継ぐ世襲の制限や国会議員の定数削減などに取り組む意向を示していた