Freeze Moonという曲はライブで生まれたような曲でもある、いつ頃から書かれ始めたのか?
この曲がまだ「バーガーショップ」という仮題でよばれ始める曲として誕生したのは1984年の7月頃、楽屋でノートに無造作に走り書きしたこの曲の詩を書いたページを破って、メンバーと相談していたりする話も残っている。
ステージで演奏し始めたのは恐らく、1984年12月3日のツアー初日秋田公演ではないかと思うが、その時のリハーサルの映像でも紙切れを見ながら歌う尾崎の姿ある。
Firstツアー後に尾崎は新しくこの曲を軽快なロックよりビート感を増した曲へと書き直していき、詩の多さ、演奏の進行と語りのMCの部分などを足していけばいつステージで終るか見当がつかないようなものになっていった。
大阪球場でのライブが特に印象に残る、30分以上の消耗戦を迎え、幕を閉じたがその時には既にタイトルは「フリーズムーン」を尾崎は改題を行っており、多くのステージをこなしてきた、ツアーの中でこの曲は完成していったのであろう。
録る際には須藤氏、西本氏、福田氏、本木氏、空田氏の意見を大いに取り入れて統合した形で録音形式の形となった。
余談ながら鴇田靖氏曰く
‘佐野さんが「元気があって、いい曲だ」と言っているとの風の噂(笑)を聞いて、とてもうれしかった。
と述べており、これを尾崎も聞いていればうれしかったことであろう。