映画を見終えてから食事をしようと２人はなにかいい店はないかと街を歩いて店をさがしていた。
手頃な店を見つけて２人はレストランでロブスターを注文した。
しかし‘あの映画‘を見たあとに食べるものではない
と、須藤氏は当時のことを回想している。
前の記事で須藤氏にとっては苦手な映画であったと書いていたが、それは尾崎も同じであった。
尾崎も同じようにひきつっていたという。
レストランで食事をしているときでも、２人は仕事のことをよく話したという。
とりわけ尾崎はＮＹで「レコーディングをしたい」と話をしたという。
これもあくまで構想の話であり、余談ながら後年の尾崎は「誕生」を製作する際に同じ考えを須藤氏にぶつけたが諸事情にあり、海外からエンジニアやミュージシャンをよんで日本で録るという手法をとった。
２人は食事を終えると、煙草に火をつけて一服した後に違うものを食べればよかったねとレストランを後にしながらはなした。
