1990年 3月
帰り道は寂しい。
すべてのものが夕暮れの影の中に揺れている。
目に見えるものすべてに僕は感じるものがあった。
そんな気持ちを言葉にして君に伝えたかった・・・。
思い出はアスファルトの亀裂に染み込んでしまったままだ。
思い出はアスファルトの亀裂に染み込んでしまったままだ。
君はそんな僕の思いなど知りもしなかったに違いない。
探していたもの、それは一体なんだったんだろう。
君を壊すほど抱きしめた。
僕が心を閉ざして歩くと君は優しい笑顔で微笑んでくれた。
言葉などいらなかったんだ。
僕らはすれ違いながら、そして愛し合ったよね。もう帰らぬ日々。
君が幸せでいるように・・・・・。僕は愛に跪く。