1985年６月１８日 広島郵便貯金会館
数日のインターバルを経て尾崎はツアーに戻る、この広島から尾崎は関西地方を中心に６月をかけてコンサートをすることになる。
大阪を除いた関西園、四国園はまとめて回る。
１０日近く関西を回り、また広島に戻りコンサートを行い、この関西ツアーは終了し、７月がやってくる。
数日の休日を経て行われたこの広島公演、１曲目は「１５の夜」～で始まるステージであった。
中盤にやった「米軍キャンプ」では会場をのみこんだことであろう。
「米軍キャンプ」か「15の夜」なにを1曲目にもってくるか、その選択は尾崎に任されていたように思うが、ツアーでの打ち合わせでは社長の福田さんと話し合い、決めていたようであった。
会場を飲み込む１曲、その破壊力、表現力どれも抽象的な言葉でしかないが、それ以外の適当な言葉が今は見当たらない。
十代の夏を尾崎はコンサートに注ぎ込んでいく、短期間でこの量を消費できたのも若さが最大の理由かもしれない。
