1985年11月7日 豊橋勤労福祉会館
1日の休みを経て尾崎は浜松からすぐ隣の愛知県豊橋市にきている。
豊橋という街を尾崎はツアーで訪れるのは初めてになる。
東海地方には尾崎の父母の生家などがあり、尾崎にも親しみのある地域となっている。
愛知県、半田市は尾崎の父の生まれた地域であり、母は西枇杷島の辺りで生まれたという。
幼少期にも訪れた記録があり、後年にも尾崎は家族とともにこの縁のある故郷へと赴いている。
豊橋という街は路面電車が走っている、少し珍しい街でライブを行う勤労福祉会館は最近閉館してしまって記憶に新しいが、この東三河地域では当時最大のキャパシティを誇る、ホールをもっており、中心部の名古屋でもなく豊橋でコンサートを開くことは少しリスクが高いようにも感じられるが、尾崎は今回のツアーでは一度も訪れていないような街へよく赴いて、その街のファンと短い夜を分かち合うことが多い。
翌日の岐阜でのライブで中部地方でのツアーを終えると尾崎は東京へと戻っていく。