1988年 3月12日
繁美氏が尾崎の実家で同棲状態にあったことはこの前に書いた。
2人は共に暮らしていたようなものであった。
そして唐突ながら、この誕生日会の席には彼女の両親も招待されており、両家の両親が初めて顔を合わせたのがこのときであった。
尾崎は誕生日プレゼントに
‘婚約指輪なんです‘
と言いながら渡したために繁美氏の母親は大いに驚いたという。
この時尾崎の父健一氏は
‘いやうちの息子は順序がまったく逆なもので・・・すみません‘
と驚きながらも焦った様子であったという。
そしてだんだんと尾崎は結婚に執着していったという。