活動再開の兆し

１９８８年　３月２０日

尾崎は釈放されてまだ１ヶ月とそこらであった。
仕事の予定もまだなく謹慎の生活が続いていたがマザーとしては前年から製作が続いている４枚目のアルバムの完成を急務としていた。

音楽活動再開のためには復活と同時に作品を発表すること・・・・・筋書きとしてはこれは絶好の機会であったはずである。
復帰作のシングルとして候補にあがったのは獄中で詞が書かれていた「太陽の破片」であった。

既に水面下でマザーは、活動再開のための準備をしていた。
そして尾崎も音楽活動を再びすることを望んでいた。