matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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最新の詩

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1988年 7月

ラジオを通じての取材は終わった。
尾崎は雄弁に多くのことを語るとファンへのメッセージをおくる。

少年の頃僕は誰かの背中を見て育ってきたような気がする
やけに日焼けしてた僕の肌は
耳鳴りの向こうで行き交う車のエンジン音を感じていた
夢にうなされて目覚める頃
肌のほてりはようやくおさまり
僕は打ち上げられる花火の音を聞いた
雑草の中で鳴いている鈴虫達が闇をつつむ
山頂から下り湧き水がちいさなせせらぎをつくる所で
僕は親父の背中を見ていた
渇いたのどは空になった水筒をカラカラ感じていた
親父は僕に言った
「木もれ陽を感じるだろう。」
夕暮れ間際のおい茂る枝葉より
もっと近くに僕はそれを感じていた
小さなバス停で夕闇がつぶやいた
潤いはかみしめる思いで
背中にあふれている

関係者にファンへ・・尾崎からの気持ちは届いたのだろうか・・