1990年 6月
仕事のストレスは体調不良からもくる、録音の段階で声が出なければ尾崎のイライラはつのるばかりであった。
処方薬で体調を立て直しても疲れきった体から出る声は疲れている。
スタッフは尾崎を気遣いつつも、その気遣いこそも尾崎にはストレスであったのであろう時に物にあたっては、人にもあたった。
レコーディングはうまくいかないのはスタッフのせいであるとこの頃の尾崎はよく口にしていたものと言われるが結局のところスタジオに篭って音を出し続けて歌うことの辛さに彼は改めて気づかされたのではないだろうか。