1990年 7月
ヒルトンホテルの2階にある和食の店でしゃぶしゃぶを食べる尾崎と見城氏
たまに機嫌がいいと西麻布のイタリア料理屋までいくが執筆で疲れていることもあり尾崎がヒルトンホテルにいるときにはホテルの中にあるレストランでの食事が多かったようである。
見城氏の住むマンションからこのヒルトンホテルの距離は車で5分ほどのものであったという。
2人とも酒豪ある。よく食べワインは数本空になった。
尾崎はどうしたらもっとより良い作品に仕上がるかということにこだわっていた。
そのこだわりも執拗なもので酒の勢いで大口論に発展したこともあり納得のいくまで話し合うこと覚悟も必要であった。
しかしながら両者の納得がいってから尾崎の書いた初校ゲラに大幅に手を加えるという儀式がいつのまにか確立したという。