matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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「カナヅチ」増加 水泳授業二極化 スクールに通わせるか否か

小、中学校で学校の授業だけでは泳げない子が増えているという。以前のように臨海学校へ行く学校は少なくなり、「ゆとり教育」の中で授業時間数が限られ水泳の授業も減るなどさまざまな要因がありそう。泳げない先生の増加や無理に泳がせないといった指導の問題もあり、子供の運動能力に影を落とす。一方、幼児期から民間のスイミングスクールに通う子は増え、
子供たちの水泳にも二極化傾向が強まっている。


東京都内の小学生の母親はプールの授業を見学して首をひねった。「水をかけっこして遊んでいるだけ。泳ぎ方をぜんぜん教えていない。私が小学生のころは目標を決めて無理やり泳がされた」。なかなか泳げるようにならない子供を民間のスイミングスクールに通わせようか悩むという。

 スイミングスクールの指導者は「学校では確かに泳げない子が増えている。以前より水泳の授業が少なく、水泳をうまく教えられる先生が減っていると聞く。プールの事故などを懸念し、水泳指導を嫌がる傾向もあるよう」という。

 都内の小学校で平泳ぎができない子の割合などを調べたところうまく泳げない子が増えたという。

 また、ある中学校では1年生で3分の1近く、女子では半数が泳げなかった。

 文部科学省によると、確かに平均すると水泳の授業は減ったという。

 「ゆとり教育」が批判された平成10年改定の学習指導要領で、小学校の体育の授業は例えば4年生で年間105時間だったのが90時間になった。水泳の授業も減り、夏休み中の水泳教室を除き、1学期終わりごろと2学期初めに行われる水泳は平均で12時間あったのが、10時間程度になったという。学力だけでなく、子供の運動能力低下も懸念されており、新しい学習指導要領では体育の授業時間はもとに戻る。

 一方、教師の指導にも課題があるようだ。

 小学校低学年ではまず水に対する恐怖心を取り除き、水に親しむため、水の掛け合いや水中鬼ごっこなど「遊び」から始め、4年生から息継ぎなどコンビネーションを含めた水泳の指導が本格化する。

 だが近年は「遊び」が重視されすぎ、無理に泳法を教えず、「泳げなければ泳がないでいい」など間違ったとらえ方をされているケースがあるという。

 また泳げない教師の問題もある。教員採用では小学校教員に水泳の実技試験を行う教委が多いが、団塊の世代の大量退職による採用数増で受験者数が増え、実技試験を行う時間がとれず、自己申告だけで済ます教委もあるという。

 学校の水泳の授業は学年単位でやることが多いが、学級数の減少で指導できる教員がそろわないなど、水泳の授業がやりにくくなっている状況もあるようだ。

 学校によっては水泳の級を細かく分け、水に親しむことから始め泳げる楽しさを実感できる工夫に取り組む。また地域の水泳連盟の指導者に応援を求め水泳教室を開くなどしている。

 一方でスイミングスクールの人気は高い。「ベネッセ教育研究開発センター」の調査では、塾や習い事で「通信教育」や「楽器」などとともに多く、幼稚園では2割、小中学生では1割がスイミングスクールに通っていた。

 文科省では「水泳だけでなく子供たちの体育、運動能力向上は課題。家庭もまきこみ、地域のスポーツ団体などとの連携も工夫して取り組んでほしい」(教科調査官)という



高校生になってもだけど
俺の周りにも泳げない奴が多いな