matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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雪の新潟

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1984年12月26日 新潟
この日尾崎は新潟でのライブを行うために即日の移動、ライブという日であった。
 
ツアーのスケジュールっていうのは距離にもよるが朝の9時頃から11時までの間に移動が始まるというのが鴇田氏による回想であるが、肝心の尾崎はぎりぎりまで寝て、ぎりぎりまで身支度、集合時間前にくることは滅多になかったようである。
 
そこから食事であったり、移動を含め会場でのリハーサルが2時間と考えると夕方の5時までにはすべての行程が終っていないといけないことになる。
 
この新潟への移動中アクシデントがあった、雪より送電が止ってしまい、電車が停まってしまった。
電車は次の駅に進むこともできず車内に尾崎一行は閉じ込められてしまった。
 
ここでツアースタッフの本木氏は夕方の5時になろうとしたころ、電車を出て電話をさがしに外へ出た。
その電車の中には尾崎のファンの女の子の姿もあり、尾崎は不安な彼女たちにこう言う。
 
「だいじょうぶだって、俺たちおくれたって演るから、大丈夫。みんな元気出せよ。」
5時半頃、本木氏は戻ってきた。
 
「民家があったんで、電話借りて連絡はしました。むこうは全部スタンバイOKだそうです。」
 
6時を過ぎた頃
 
「8時まで、8時までに着けたら、演るぞ!」
そう言う福田氏、しかしどんどん時間は過ぎていき、
 
「よし、9時までだ。9時までに着けたら、俺の責任でやるぞ。みんな、たのむ!」
6時が過ぎ、7時が過ぎ、やっと電車が動きはじめたのは、もう8時をだいぶ回った頃。
「みんな、会場に直行していいか?」
結局会場に着いたのは10時過ぎ、
 
「クソ!、リベンジだ!、明日会場とれたらやってもいいか」
という福田氏の声にメンバーたちは応え、その後食事をしたのは11時過ぎ、眠りについたのは1時過ぎであったという。