１９８５年６月６日 車中
福井から新潟へ次の場所へ移動する尾崎とツアー一行。
地方線を乗り継いでの移動であった。
車から電車への移動というのが最初のツアーからのグレードアップであったことは以前述べた。
車中での尾崎の過ごし方はウォークマンでライブ音源を聞いたり、作詞を行ったり、漫画を読んだりと多くのことをこなしていたがバスなどではないプライベートの空間では尾崎とすればやはり時間を潰す際に行っていくことは限られていったであろうし、ステージと打ち上げ、移動を繰り返しゆっくり休息をする間もないような、ものであるが
全国を細かくまわり尾崎豊という人間を売り込んでいくその策と尾崎自身が各地方のファンの前に姿を現して限られた時間を共有することに最も意味があったものではなかったかと筆者はコンサートにおける利益であなくアーティストを売りこんでいく当時戦略の一つではなかったかと思う。
