1985年8月12日 福島公会堂
最初の日程に戻り、ツアーは再開される。
この福島公会堂はキャパシティ1300人前後の小会館でコンサートが行われる大ホールの客席には3階まで席がある。
どんどんコンサートを経て強くならなければと尾崎はインタビューで語っている。
急速に成長して目の前に一つの到達点が見え始めた頃、尾崎はまだ福島にいた。
この日から東北地方を中心にまわるライブの日々が続く。
東北を終えれば関東に帰り、尾崎は最後の調整にはいる。
疾走する十代の夏はすぐさま過ぎようとしている。