matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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利益の話

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以前にマザーの思惑は書いたが何よりもこの新レコード会社設立というものはマザーにとって巨額の資本を投入し、その投入した金が果たして活き金になるか捨て金になるかは経営をする人間の肩にかかってくることになる。

当面の目的は自社所属のアーティストを移籍に導くことにあったであろう。
尾崎はその中でも稼ぎ頭の1人であった。

マザーとしては何としても自分側に引き込もうと必死にならざるをえない。
ソニーとしても自分たちの仕事の損失となれば、「そうですか」と尾崎を渡すわけにもいかない。

筆者はこのレコード会社とプロダクションに関する説明を少し省いていたが、ようは双方の会社には仕事
の内容が違うが互いに信頼をして1人のアーティストのレコード制作とマネジメントという立場で協力をする関係であるが、この状況でマザーは相手の仕事でもある、領域に足を踏み入れてレコード会社の取り分を独占しようとしたわけであるが、当然それを快く思わずに尾崎を例として取り合っただけかもしれない。

しかしこの冒険に出たプロダクションはマザーの前にも先にもいないことを確かめると、業界内のタブーを侵してしまったことになる。

マザーのアーティストたちもこの86年を契機に大きく羽を伸ばしていく者達が多い。
まさに時代の勢いに乗った行動であったかもしれない。