1990 6月
1日のレコーディングが終わると須藤氏は尾崎を飲みに誘った。
もちろん、ほかのスタッフやミュージシャンも一緒に。
一緒のバンドでもなければ初めて音を出す人々でもある、尾崎がどんな音楽を聞いてきたかなにに興味があるのかそんなことを引き出そうと設けたものでもあったがそれと同時に仕事以外での尾崎の側面もこれで見ようとする人がいたのではないだろうか。
尾崎が酒豪であることは須藤氏も知っている、バーボンやウイスキーなどの強い洋酒を好み
酒でのトラブルが昔から絶えないことも知っていたがそれを承知でこんな場を作ったのであろう。