1990年 1月
ソニーとの再契約後に須藤氏がまた尾崎を担当することになるというのは決定的なことであったのかは疑問である。
あくまで企業であるレコード会社はアーティストの意向を踏まえるにせよ須藤氏を希望したとしても須藤氏にも他に抱えているアーティストがいれば尾崎だけにすべてを優先させることはできない。
また須藤氏はこのとき体調を再び崩している頃でもあった。
再び見舞いに訪れたときには一緒にやりたい考えを尾崎は話したという。
そのためにはレコーディングをするための判断材料も欲しいからたくさん曲を用意しておいてねと尾崎に須藤氏は言ったのであろう。