あれから20年 1988年 9月12日 東京ドーム

理由 : 尾崎 豊
今日で東京ドーム公演から20年の月日が流れました。
NYから帰国した尾崎は激動の年月と共にここにたどり着きました。

NYから帰国した彼はレーベルをマザー＆チルドレンに移籍後レコーディングを開始
新アルバムの制作にうつった。

新アルバムの制作は難航していた。
翌年の9月1日に発売される「街路樹」は帰国後の年の1987年7月1日発売予定であった。
それを予定して半年以上に渡るツアーも組まれていたがアルバム発売を延期してツアーを決行。
しかしツアー消化2ヶ月強で彼は体調を崩しツアーを断念した。

その数日後にシングル「核CORE」を発売。
年末には覚醒剤使用・所持で逮捕。

彼は翌年の2月に釈放されたが獄中で一曲を完成させ同年6月に復帰第一弾としてシングルを発売
「太陽の破片」彼はこの曲を初のテレビ出演で披露した。

それからの彼の仕事は延期しているアルバム「街路樹」の完成。
彼は断固として曲をつくれるような状態ではなかった。
ましてやステージにもたてるような状態じゃない。

しかし事務所のマザーは新アルバム「街路樹」をテーマにしたコンサート　LIVE　COREを計画しさらに収益を見込んでいた。

尾崎は最後まで渋っていたようですね。
後々に話された話ですが当日もドタキャンするつもりだったらしいですね。
喉を潰して、辛いものを食べたりなどと。

しかし彼は当日ステージに立った。
それは前年に行われたツアーよりも状態は悪いものだった。
彼は精一杯今の自分でできることを表現したと思います。

苦しみながらも彼はステージで歌った。