5thシングル オリコン 最高9位・売上8.8万枚。
アルバム発売前に先行シングルという形で発売された、ものであるが、収録されているものは同年に大阪球場で行われた、ライブテイクから2曲選曲された。
題名でもある「DRIVING ALL NIGHT」は未発表曲であるが、アルバムに収録されるものとは少し違ったものでもある、カップリングには同じ大阪公演での「十七歳の地図」を「十七歳の地図‘85」という題名で収録した。
余談ながら、2年後に尾崎はこの後に行う代々木体育館での公演を収録したライブアルバムを世に出すが、このシングルはそれに先駆けて発売され、尾崎のライブテイクを発売した最初のものであった。
この85年というのはこの10月の時点でもフル稼働している年でもあり、その活動の中でメディアたちが「OZAKI」として、宣伝されるものを世に出したことになる。
話は脇道へはいるが、コンサートとはレコードの収益をあげる方法のひとつであった。
インターネットもなければダウンロードもない時代に存在している音楽シーンのなかではレコードが生み出す収益というものが莫大なものでった。
その売り上げを伸ばす宣伝の目的として、コンサートツアーがあり、地方を地道に回ったりする行為が頻繁に出てきたのであろう。
そして情報の少ない中、ファンたちは興味のあるアーティストのレコードを聴き、チケットを買い、というサイクルのなかで、ロックビジネスというものが成功していたのではないかと筆者は推測する。