HOUND DOG日本武道館5Daysは最終日に達していた。
最終日だということを強調するMCがされるなか、ライブ中盤を盛り上げるロックナンバー「ROCK'N ROLL LARIAT」を演奏中に尾崎は友人の吉川晃司氏を連れてこのライブに乱入した。
尾崎は軽快に踊り狂うと、ステージを降りたが祝うべき事務所の先輩に乱入した尾崎は昨年の夏にホテルの部屋に乱入されたお返しをしたようなものであったのかもしれない。
余談ながらHOUND DOGはこの武道館後もツアーが続き、２月２８日に京都でツアーを終えると休む間もなく４月から新たなツアーを始めライブバンドとしての地位を確立して自分達のバンドの成り立ち、屈折を
書いた藤沢映子著「負け犬ハウンドドッグの伝説」を角川書店から出版したりと大躍進を続けることになる。
さらに余談ながら上記の本を出版する際に動いた角川書店の人間は尾崎の「誰かのクラクション」の手がけた見城徹氏であった。
