シャワーを浴びて浴室から出てきた尾崎は、ご飯を食べに行こうと須藤氏をレストランに誘った。
レストランへ歩く道の中で２人はNYについて語った。
尾崎は
「NYって池袋と似てますね」
という話を始めた。
その理由としてはなんかゴミゴミしているという理由で片付けられてしまったが、１ヶ月ほどNYで過ごしてみた尾崎の率直な感想であったのではないかとも思う。
尾崎はこの「池袋と似ている」
という表現は終生、NYについて尋ねられた際に使っている、彼がNYというものを思い出したりした際に思い出す印象ではないかと推測することができる。
しかし尾崎は帰国後にもこの街を訪れるところをみると、NYという街は嫌いではなかったのではないかと
考えることができる。
