1988年 9月12日 東京ドーム
尾崎はスタッフに迎えられて一度事務所へと赴く、到着時刻は30分ほど遅れていた。
車でドームへ向かう途中ステージで着る衣装を探したいと言って原宿へ寄り道・・
O Z A K I と自分のコピーが書かれたポスターを見て苦笑い・・
ドームに到着した頃にはステージが組まれ多くのスタッフが彼のコンサートのために準備をしていた。
ステージにはいるとステージ左脇へと歩いていく。
その模様はカメラの撮影クルーによって逃さず撮影されていた。
ギターをもっておもむろにフレーズを弾く・・
メンバーとの音合わせが一通り始まると尾崎は本番さながらに動いた、喉が少しおかしい。
前日まで痛めつけてきた喉も悲鳴をあげる。
リハが終わるときには汗だくになっていた。
スタッフは最小限の人数を残して、最終のチェック・・
朝からセットを組み立てていたスタッフたちは仮眠をとっている。
彼のライブはもう少しで始まる。