1990年 3月
尾崎がこの頃自宅で作成していたデモテープは多くあった。
彼はソロシンガーが1人孤独に作曲をして詩を練る、大切なのは詩とメロディーであったようで家にくすぶって曲ができるとう人ではなく、よく外に出ていたようだ。
社会人になってからのアルバムは以前に出した「街路樹」のみそれは当時の尾崎の率直な気持ちと退廃的な詩をねじ込んだものになってしまったがそれと同時に尾崎の私生活で起こるものにも直結していったように思う。
前の彼の私生活では覚醒剤使用での逮捕に加えて事務所との活動方向をめぐる対立があってか思うような作品に仕上がっていなかったのか自身の駄作と烙印を押して鍵をかけたようなものになっている。
そこからまた再起をかけて今作られた楽曲たちは新しいアルバムに収められていくのだ。