1990 3月
君と初めて出会った時のこと。君は不思議そうに僕を見つめていた。
まるで夜空を見つめる瞳のように・・・・・。僕はその瞳の奥に君の幻を抱きしめていた。
君が通り過ぎてきた日々の一つ一つを包んであげられるかな。
僕らは一晩中言葉も交わさずに抱き合う。
微笑むのは忘れられない心の傷みのせいなんだね。
振り返る君が僕に甘える。そして一つ一つの思い出をまた数えている君。
まるで部屋明かりに照らされ小さなテーブルをかこみながら、愛を語り接吻を交わすような暮らし。
時は悪戯に過ぎてゆく。通り過ぎてゆく日々に
優しさだけを残せるなら・・・・・。寂しさは色あせる。光と影。二人の心は一つ・・・・・。
優しさだけを残せるなら・・・・・。寂しさは色あせる。光と影。二人の心は一つ・・・・・。