去年の夏は俺はあんな高いところから飛び降りて左足を
骨折していたんだ。
それで俺はやることもできずいつも家で、トイレに入る時も
松葉杖で行かなくてはならなかったんだ。それでも夜中になると
俺の友達が車で迎えに来て、夜の街を徘徊させてくれた。
だけど、松葉杖で彼女に声をかけても誰も相手にしてくれなかった。
そんなある日俺はいつものように朝帰って昼間目を覚ました
そんなある日のこと、
3年ぶりに俺の友達が訪ねてきたんだ。そいつは俺に会うなりこういった。
「尾崎、お前も変わってねえな。」
そいつの、そいつの昔っていうと、昔は暴走族をやっていて頭も
まっ金金だったけれど、今じゃ、ん~つい最近までまだ髪の毛を
染めてたらしくて、
ちょっと髪の生際はまだ茶色かったけど、後は段々黒くなりかけていた。
そいつがまた、俺に言った。
「俺はよ、実は親父になるんだ。もう、昔みたいに悪いこともできやしねぇ。
尾崎みたいに夢だ愛だとかいってらんねえけど、
まあ、なんてったって俺には家庭ってもんがあるからな」そういっていた。
だから俺は言ってやった。
「わかった、お前も俺も自分らしく生きよう。自分らしく生きることが、
きっと一番素敵なんだ。おめでとう。」
そして、say good bye scrap alley
Scrap Alley