1990年 11月15日 5th アルバム 誕生 発売から19年

尾崎豊 「誕生｣ BIRTH

東京ドーム公演のあと尾崎は表の世界から姿を消した。
その間に息子の誕生そしてアーティストとしての復活を決意する。

1990年プロダクションをROAD & SKYに移籍再びレーベルもCBSソニーに復帰した。
こぞ復活を決意する少し前に自著「誰かのクラクション」を出す際に共に働いた見城徹氏と再会。
見城氏は変わり果てた尾崎の姿に驚き尾崎本人とわからなかったそうです。

そして尾崎は見城氏に復活、復帰したい旨を伝え一緒に復活することを約束する。
またやはり表現者としての尾崎の姿は変わっていなかった。

いい充電期間でもあったのかデモテープは40曲120分を超えるものになっていたが復活の思いを伝えなくてはならないため20曲に絞り込んでアルバム制作が始まった。

須藤氏も制作に参加してたがプロデュースという役割を尾崎本人が担当している。
月刊カドカワなどにはアルバム制作の過程、アルバムに収録される曲の解説なども載っていた。
アルバム発売の発表も同誌にシングルとダブルアルバムが発売ということが記載された。

特にこのアルバムは難解な哲学的曲から尾崎の実体験、わかり易いメッセージソングなどかなりのボリュームがある。

そしてアルバムのメインテーマについてもおざきはかなり迷っていた。
「永遠の胸」にしようか「誕生」にしようか

結局「誕生」なっていますけど。
「誕生」がつよく尾崎の私小説的な感じですけどそれは尾崎らしいですよね。