1985年1月28日京都会館
少し日数が経ち尾崎は京都へきた。
12月から始まったこのツアーも終盤にはいっており残る公演を指折る程度になってしまっていた。
しかし東北から四国そして関東ときてメンバーとスタフの疲れが絶頂に達していたのがこの京都であったと鴇田氏は回想している。
この京都は以前のビブレホール公演を行った地であり鈴置氏の地元でもあり、ファンも盛り上がり、イベンターも盛り上がっていたようだ。
さてこのステージでは1曲目のシェリーが12弦の弾き語りであったのに途中から伴奏がはいる後年のような形を成して1曲目から登場し、編曲にもクセがありとても新鮮なライブとなっている。
尾崎はある言葉を言い放った。
「優しさを思う庇ってやらなくちゃいけないときに庇ってやれなくて」
「強く叱らなくちゃいけない時に叱ることができなくて・・・」
「一体なんなんだ・・・・」
これは傷つけた人々へのMCなんだけど、なんかひっかかるものがあって、筆者はもう数年考えてるのだけどいまだに答えが見つからない。