1985年5月14日 水戸市民会館
このツアーでの「卒業」という曲を歌う前に必ずと言っていいほどＭＣがついた。
「友達と集まったときに何を話すかっていうとそいつら俺と一緒に学校を辞めちまった連中がそいつらが辞めるたびに俺が俺達が、涙を流して、きっとみんなも何かに終わりを迎えようとする時に涙を流しているんじゃないかって思うけど、それが悔し涙なのか希望の涙なのか・・・ それが今になってはよくわからないけど、ただ日頃、そんなことにお互い同情しあっていたことにあまり・・・・、ただこの曲を歌うとあいつらのその涙が目に浮かんでくるし、そしてきっと涙を流すといつか必ず報われるようにってこの曲を弾きます。」
話は変わるが卒業のためにピアノを練習していたが尾崎曰く
「へたうま」
という表現を用いているが
「同じ弾き方にしても彼は誰にもマネできない、ギターの弾き方にしても尾崎は心を込めて弾いている」
と自負しているがそれが個性を発揮していくステージでの意味なのだろう。
