かくして2名の新規参加者を加え、新しいハート・オブ・クラクションが誕生した。
両名は樫原氏がピアノ、松原氏がキーボード（シンセサイザー)という形で再編成された。
キーボードをいれたのは尾崎の希望でもあり、理由は一言ではない。
「音色を厚くしたいというのがあったの、それと僕ピアノの生音がとても好きだから、以前はキーボード1人だから、ピアノ弾きながら、シンセを演ったりしなきゃいけなかったでしょ？
やっぱりすごく忙しくて、ピアノのフレーズをひとりじゃ大切にできなかったと思うんだそれで今回はピアノだけとシンセ類と２人欲しかったんだ、ひとつ、ひとつのメロディを大切にしていく意味でね。」
と語る。
そして抜けることになった井上氏にもエールをおくる。
「僕は心から彼が新たな道をみつけたことを祝福したいと思っている。自分をもう一度見つめ直して、新しい出発点に立とうとしている。それは僕も自分うを見つめ治すことをやっているし、人にもそうしてもらえたら、もっと僕とは気が合うと思うから、だからツアー中でもずっとそういう話をしてきたし、今のメンバーともそういう話をしていくだろう、それが人とのつながりというものだと思う」
新しく出発をすることになったバンドは次へのツアーが準備されている、尾崎もレコーディングへとはいっていく。
大阪球場から日が浅いが、多忙な日々に彼らはまた逆戻りだ。
