レコーディングの合間を縫って、ツアーの会議に尾崎は出席する
主に話されたのは演奏する曲のことだ
最近録音した「彼」「路上のルール」をリストに挙げ、今まで演奏してきた「米軍キャンプ」、「Freeze Moon」なども演奏することを確認し合う、新メンバーとのリハーサルの状況も話しつつ、完成度の高い、ステージをできるであろうと力説するスタッフもいる。
1曲目に「卒業」をという話を持ち出してみると、それには尾崎も気兼ねなく歌えればいいと素直な意見を出している。
そして本編ステージのラストには「15の夜」と十代のラストツアーを飾る、総決算とも言うべき構成となっている。
「十七歳の地図」から始まった尾崎の十代というものは、そのレコード作りが2年近くが経過した19歳の冬に区切りをつけられようとしている。
ツアー前に行ったゲネプロは29日、30日で三鷹で行うことに決定して、1日休んで、ツアー初日四日市に突入ということになったが、ミックスダウンが始まったレコード作りも、最後の1曲の完成を待つことになる。
尾崎は最後に残った曲を完成させるために、僅かな時間を用いることになる。
尾崎は最後に残った曲を完成させるために、僅かな時間を用いることになる。