1985年 11月1日 四日市文化会館
大阪球場でのライブを終え、間もなく始まった3rdアルバムのレコーディングが始まった、9月初め頃からすぐに
2ヶ月経ちメンバーチェンジと悪戦苦闘をしたレコード作りを終えたばかりの尾崎に休息はなく。
1日のインターバルを挟んで十代最後のツアーと銘打たれた、LAST TEENAGE APPEARANCE TOUR
通称LTA TOURがこの四日市市文化会館を皮切りに始まった。
これまでに中盤で歌ってきたナンバーである「卒業」を1曲目に歌い、ライブ本編の最後を飾るのは「15の夜」
アンコールにも2度応え、「Freeze Moon」はスタジオテイクを踏襲した編曲に加え尾崎のMCとハート・オブ・クラクションを紹介する場面は相変わらずであったが
2度目のアンコールにはこれまで時間の配分上1曲が限界であったが、大阪球場でのスタイルを網羅した
「ILOVEYOU」そして「シェリー」で迎えるフィナーレという形になった。
コンサートの観客の入りはまずまず、初めて訪れる土地であったが、地域のことを考慮すれば悪い結果では
なかったというが大都市に比べれば今回のツアーもうまくチケットをさばけないと赤字という結果になることはいうまでもないであろう。
こうしてツアーは幕を明け、これから尾崎は中部地方を中心にまわり、その先には代々木体育館2Daysという
大きなものが待ち構えている。