1985年 12月15日 平市民会館
東北に尾崎はきていた。
ツアーの鉄則ではあるが、まとめて東北地方をまわてライブをこなしていく。
少し空席のあるコンサートがあっても人口を考慮すれば仕方のないことも多かった。
しかしこのような地方でも空席があるという前例がありながらも尾崎のコンサートというのは後年になっても地道に地方をまわるという形は変わらなかった。
ステージというものが好きでまた活躍する場であることを誰よりもわかていたのは尾崎自身であったことは言うまでもないであろうと思う。
なによりもステージに立つことが尾崎を知ることのできる唯一の場であったであろう。