matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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松本市社会文化会館

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1985年 12月24日 松本市社会文化会館
 
少しの休みを経て尾崎は長野県、松本市にきていた。
長野県を訪れたのはこれで2度目になるが、長野市ではなく、松本市にきている。
 
ライブが始まると尾崎は、中盤でのハイスクールRock`n`Rollの間奏でいつものように観客たちへとマイクを向ける。
 
ロックンロール、踊ろうよ、ロックンロール、腐らずに、ロックンロール、手を伸ばせば自由はあと少しさ!
客席とステージっが近かったのもあったのか、尾崎は最前列で見ていた女の子を手をとってステージに引き上げて、マイクを向ける。
 
ロックンロール、踊ろうよ、ロックンロール、腐らずに、ロックンロール、手を伸ばせば自由はあと少しさ!
 
かん高い声が場内に響き渡ると、尾崎も両耳を手で塞いでずっこけている。
それも尾崎だけではなくて、メンバーたちも同じようにずっこけている、とてもロックコンサートというようなノリというよりは明るいものであった。
 
客席も笑いの渦の中に巻き込まれる中、女の子は周りの様子も目に入らない様で、客席に向かって無我夢中で歌い続けている。
起き上がってはひっくりかえっていた尾崎は女の子に礼を言って送り返すと、その女の子は最前列からもう1人の女お子をステージに引き上げ、尾崎の耳元で叫ぶと尾崎は笑いをこらえながら客席に叫ぶ。
 
「今度はお姉さんが出てきました!」
このライブで見せた今までの「暗さ」ではなく、「真面目」と「愉快」さを見せつけた。