1987年 3月28日 半田
昨夜宿泊したホテルはホテルポートイングリーンというところであった。
大いにファンと語り合ったが健一氏の回想によれば豊は文学論にも造詣が深かったという。
10時半頃にカガシヤに戻って記念に写真をとった。
この半田市、知多半島との交流は終生続いた。
帰路も運転は豊であった。
名古屋から東名高速に乗って一路東へと進んだ。
健一氏はこの小旅行が豊の長いNY生活での心身の疲れをいやし、創作の意欲に繋がったのではないかと回想している。
事実尾崎はこれから中断していたレコーディングを再開する。
また彼は前に進んでいたといっても過言ではない。
時間が過ぎ去るのが同じように尾崎も進んでいた。
この日の夜7時半、3人は朝霞の家に着いた。
少しの間この旅での疲れを癒すことになる。