おかんが亡くなって4年が経った
思えば早いものだった。
あの日はとても晴れていた。
亡くなったのは11日の夜だった。
それも11日のギリギリのような時間。
病室外の談話室っぽいとこで泣いてる間に時間は過ぎて日付は12日になっていた。
あの時はこれが現実だなんて受け止めたくなかったのよね
でもこれは現実で時間は過ぎていて、俺にとっては近しい人間の死だったわけだよ
今でこそこんな感じに言えるのかな
まだ4年なのかもう4年なのかが疑わしいところだ。
大急ぎで散らかっていた畳部屋を片付けておかんをそこに安置した。
今思い出すのは最後にその安置したおかんの隣で俺は寝た。
子供といっても16歳だったかな、今もそうだけどまだまだ子供だった。
それに比べて妹は強いな、あの当時でこそだがその片鱗すらはそれから見せなかったような気がする。
俺が見てないだけなのかもしれないけど、まだ俺は引きずってるんだね。
高2と中2の子供では中2の女の子だった妹のほうがそのとき少し強かったんだろう。
12日の朝は大忙しだった。
通夜のための準備だったか、あれは全部おとんと母方の父母まあよく酒の一緒に飲む祖父母たちがやっていたのだろう。
俺は高校に連絡をした記憶がある。
それくらいあの12日の記憶は鮮明にはない。
12日の通夜、13日の葬儀
これはすごい時間の流れで過ぎていった。
とそんなことを思い出す。
14日は日曜で休みだった。
15日から俺は学校に再び行った。
立ち直るとかそんなことより俺が生きなきゃいけなかったのだけど、本当に呆然とした日々をあれから少し過ごした。
4人で15年近くやってきた家族、それが1人欠けるってのはやっぱり大きなもので
大きすぎたよ