1987年 8月 広島
広島平和コンサートでの2日間が終わると打ち上げが行われた。
打ち上げの席には出演者もいれば同じ事務所の人間も大勢いる。
RED WARRIORSのギタリスト木暮武彦ことシャケは言う。
「チューニングの狂ったギターでもロックンロールはできるんだよ!、なにを詰め込んでもいいしそれが自分のロックンロールにもなる」
と持論を展開して熱く語っていた。
自身が名付け、結成したバンドであるレベッカを脱退してから間もなく結成した今のバンドであるレッズには彼のすべてが賭けられていたと言っても過言ではなかった。
それは余談・・・
しかしその話をきいている人間の1人に尾崎もいた。
「だったら、俺のとこにギター弾きに来いよ!!」
そう尾崎が今作っているレコードに関してシャケに話をしたという。
後日シャケは「街路樹」に収録される、楽曲「紙切れとバイブル」でギターを弾いた。