1988年 2月24日
全然働いていなかったら、とりあえず疲れやすいね。
と尾崎は笑う。
取材はコーヒーを飲みながら続けられる。
インタビュアーに煙草をもらうと尾崎は話を続ける。
核心は、尾崎が歌を職を失くすかもしれないと思ったか?
という問いであった。
彼はこう答えている。
‘失くすと思っていました、ただ僕がそのとき思ったのは僕が捕まっても何も変わらない、社会があってその社会のためには歌を作り続けていくだろうなと‘
そしてこれから曲を作っていくの?
という問いに、素直に返事をしている。
‘じっくりと納得のいくところまで‘
作品を作ることへの意欲は以前よりも大きくなっていたようにも伺える。