2013-11-26 罪 尾崎豊の軌跡を追う 二十代前編 #練習用 1988年 3月 懲役1年6ヶ月、執行猶予3年というのが尾崎にくだされた罪の重さであった。 世に出てもその罪は消えることなく彼は十字架を背負っている。 困ったのは公共の施設を借りることが難しくなったことであった。 レコードを作ることから始めても、ツアーが組めるかは明らかではなかった。 武道館や市民会館は使えないが、なんとか貸してくれるところをさがして、今年中にはステージに立たせるのが、スタッフたちの目標になっていた。