1990年 3月
いつもの店に駆けつけてさ、ダンスに明け暮れ、そこらじゅうの客にシャンパンをお
ごってやるのさ。
ごってやるのさ。
さぁ乾杯だ。色々なパーティーガールを口説いてやるさ。
笑い声が酔いの中に響きわたる。どうにかしてくれ。俺の儲けたお金は湯水のごとくあるわけじゃないが、景気がいいんだ、好きにやらしてくれ。
あぁ、俺はなんて馬鹿げた酔っぱらいなんだ。朝日が眩しい。
通勤や通学で賑わう朝ってのはさ、あれは絶対俺を馬鹿にしているぜ。
路地裏の壁にもたれて意識を殺しているうちに、俺は街の風の中で眠っちまいそうだ。
部屋まで這いつくばってベッドに寝ころがって、さぁもうそろそろ旅にでも出よう・・・・・。儲けあった奴ともおさらばさ。
思い出なんて呼べるほど綺麗なものはねぇしさ。よくやってこれたぜ。まぁこれからも用心することだな。
お互いに信用もなくしちまったってのによ。傷みなんて分け合えるわけねぇだろ・・・・・。
金儲けさ、何もかもすべて・・・・・。おいっ、おまえにはもう借りはねぇよな。いまさらうるせぇぜ。
あぁそういえば俺の貸しがまだあったな。そいつは返してくれねぇか。なぁ若さなんてよ、弱みみたいなもんさ。
上手いこと言われるのは最初のうちだけさ。
悔しかったらおまえも人生ってやつをよくよく考えてみるんだな。ひとつだけ教えてやるよ。
成功ってのは運じゃない。だからといってひがんだってしょうがねぇだろ。
上手くやるのさ。おまえの将来なんて俺には手に取るほどよく分かる。精一杯生きるってことは時にはみじめなもんさ。
上手くやるのさ。おまえの将来なんて俺には手に取るほどよく分かる。精一杯生きるってことは時にはみじめなもんさ。
それが笑い飛ばせるうちは、まだまだ尻の青いガキだ。まぁ俺もどこに行くのかは分からないし、そんなこと今夜の酒しだい。
次のゲームが待ってるんだ。
Love my Rock'n,roll